windowsメールでメールを送信しようとするとエラーが出る時の対処法 for vista&7

windowsメールでメールを送信しようとするとエラーが出る時の対処法 for vista&7

windowsVista及びwindows7 付属の「Windowsメール」。
このWindowsメールでメールを送信すると、「ユーザー名」「パスワード」「ドメイン」を尋ねるダイアログと共にエラーメッセージが出ることがあります。
これはNASデバイス側のSambaバージョンに起因するトラブルで、そもそもWindows NT系で使用されていたネットワーク認証のひとつNTLMのバージョンによってトラブルが発生しています。
Microsoft社がWindows Vista及びwindows7 からデフォルトにした認証方式「NTLMv2」にメール送信サーバ側の認証ライブラリ(SASL2)が対応していない為の現象の様です。

ダイアログの[キャンセル]を押すと、正常に送信されますが、Vistaの認証方法を変更するには、レジストリを変更してセキュリティレベルを低くする必要があります。
手順は以下の通り。
※レジストリの操作は、Windowsの基幹に関わる設定を変更するため、不具合が発生する可能性があります。設定を変更する場合はバックアップを取ったうえ、自己責任でお願いいたします。大館ネットはWindowsの設定変更により生じた損害について、一切の責任を負いません。

  1. 【スタートメニュー】→クイック検索に「regedit」と入力して[Enter]キーを押す。
  2. レジストリエディタが起動したら、
    HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetControlLsa まで開いていきます。
  3. Lsaの中のDWORD値「LmCompatibilityLevel」をダブルクリック。
  4. データ値を「2」に書き換えて、OKボタンをクリック。
  5. レジストリエディタを終了し、Windows Vistaを再起動する。

※LmCompatibilityLevel が無い場合は新たに DWORD値を作成し、名前をLmCompatibilityLevel にする。
LmCompatibilityLevel のデータ値を「2」に書き換えて、OKボタンをクリック。

ちなみにDWORD値「LmCompatibilityLevel」のデータ値が「1」の場合は「サーバーが要求したときのみ、LM/NTLM /NTLMv2レスポンスを送る」。
「2」の場合「LMレスポンスを送信せず、NTLMレスポンスのみ送る」。
「4」は「LMレスポンスを拒否し、 NTLMv2レスポンスのみ送信」。
「5」は「LM/NTLMレスポンスを拒否し、NTLMv2レスポンスのみ送信」となります。

※レジストリの操作は、Windowsの基幹に関わる設定を変更するため、不具合が発生する可能性があります。設定を変更する場合はバックアップを取ったうえ、自己責任でお願いいたします。大館ネットはWindowsの設定変更により生じた損害について、一切の責任を負いません。